柚乃香の歴史
創業のおはなし
柚子胡椒の原点は、英彦山の山伏が秘伝の薬を作る為の原料です。
山伏の仕事は、加持祈祷と秘伝の薬を
製造し販売することでした。
昔むかし、柚子と唐辛子は、薬や保存食として
伝わっていました。
昭和25年(1960年) 創業者、林 光美(はやし みつよし)が
英彦山の銅(かね)の鳥居近くの食堂「紅葉屋」で
柚子胡椒の研究開発したのちに商品化しました。
また、現在の代表者の母が
英彦山山伏の家系で、「福海坊(ふっかいぼう)」という
宿坊を開いていました。
現在も山伏の血が流れ、柚子胡椒を作っています。
![](https://www.yuzutaro.jp/pic-labo/13383728_1059323277492043_360934106_o.jpg)
昭和11年頃 英彦山、銅の鳥居前で営業していた
「紅葉屋(もみじや)」の前にて撮影。
林 光美の子供達と親戚
この店の奥で、柚子胡椒の商品化に向け
試行錯誤をしていていました。
開発段階で食堂のお客さんに、試食してもらっていました。
![](https://www.yuzutaro.jp/pic-labo/limg/13383651_1059323327492038_519606956_o.jpg)
創業者 林 光美(はやし みつよし)
明治22年生
現在の代表者、林 久秀の祖父。
光美は、北九州市門司の出身で、満州鉄道(中国)や
旧国鉄の駅長を勤めた後、英彦山に移り住むました。
さきほどの食堂「紅葉屋」や柚子胡椒の商品化に加え
英彦山の野営場やスキー場で
テントやスキーの道具を貸し出すという
来る時の負担を減らす、今でいうレンタル業を
いち早くおこなっていました。
![](https://www.yuzutaro.jp/pic-labo/llimg/hikosankyannpujyou.jpg)
英彦山野営場の貸しテント
![](https://www.yuzutaro.jp/pic-labo/llimg/hikosansuki-.jpg)
スキー場で貸しスキー
![](https://www.yuzutaro.jp/pic-labo/13351207_1059323347492036_822300695_o.jpg)
明治の終わり頃の写真
光美(右上)若かりし頃と家族の写真。
中央は、光美の祖母、天保11年生まれ、タネ。
![](https://www.yuzutaro.jp/pic-labo/llimg/13351228_1059323334158704_1347782619_o.jpg)
昭和31年、福岡県観光連盟より表彰
陶器に入っているものもありました。
形は、変わりましたが
柚をかたどったラベル、楕円形の瓶は
今も受け継いでいます。
現在、創業71年となり、
皆様のご愛顧によって、永く柚子胡椒を
作り続けさせてもらっています。
平成27年に「東久邇宮記念賞」「東久邇宮文化賞」を
頂くことが出来ました。
東久邇宮記念会とは、
「大きな発明ばかりを尊ぶのではなく、
小さな発明やアイデアも、同じように尊ぶべきである。
おいしいお味噌汁を考えて、みんなが喜んでくれるなら、
その人も同じように尊ぶべきである。」
という理念で、出来た会です。
二十年程前から、雑誌、テレビなどで
元祖として「柚子胡椒」の知名度を上げたいう
総合的な評価を、いただきました。
元祖として「柚子胡椒」の知名度を上げたいう
総合的な評価を、いただきました。
![](https://www.yuzutaro.jp/pic-labo/higasikuni4.jpg)
「東久邇宮文化賞」
![](https://www.yuzutaro.jp/pic-labo/higasikuni5.jpg)
「東久邇宮記念賞」
これからもゆずごしょうの元祖
「柚乃香」を変わらぬ味で守り
尚一層、精進していきたいと思います。
何卒よろしくお願い致します。
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